![]() |
令和7年6月16日. 大貧民の暮らし 赤いノートパソコン |
ご幼少の頃はお金持ちの家の御曹司で、お坊ちゃま育ちだったけれど、 小学生の時に家が破産して急転直下、大貧民になった。 それ以来ずっと貧乏人として生きてきた。 数年前までは自分で会社を立ち上げて商売をして、 20年間くらいは割と贅沢に暮らした事も有るのだが、 病気を得て引退し、丁度年金を貰える年齢になっていたので、 年金とアルバイトの生活に切り替えたのだった。 しかしまあ、貧乏生活でも楽しく暮らせるんだな、とつくづく思う様になった。 特に贅沢な事をしたいとは思わないし、旅行する趣味も無いし、 何か高級な物を買いたいとも思わないので、本当に安く済んでいるし、 貧乏でも楽しく暮らせている。 ちょっと皮肉っぽく聞こえるかもしれないけれど、 旅行なんてするより東京に居たほうが全然楽しいし、 ブランドものの服だのバッグだのを持っても、 持っている本人がかっこよくないと意味無いし、 スマホなんて安いので全然良いし、 パソコンも古くても本体の色が好みでなくても性能が良ければそれで良いし、 服は「普通っぽい」のが一番良いし、 いくらカネが有ってもタワマンにだけは住みたくないし、 と言う感じで、自分は若い頃からずっとそんなだった。 やっぱり人生、カネでは無いのだな、とつくづく思う。 会社をやって羽振りが良かった頃は毎月2,3回は歌舞伎座に行っていたものだった。 あの頃で、2人で1回行くと5万強かかっていたが、それを3回も行っていたので、 それだけはちょっと今でも羨ましく思ったりはする、、、。 今ではなかなか歌舞伎座など行く事が出来ない、、、。 ネットなどを見ていると、手取り15万くらいで子供を育てながら生活している人も いっぱい居る様だが、凄いなあと思う。 自分の場合は1人なのでかなり気楽だ。 長年貧乏暮らしをしていると、だんだん慣れて、 お金をかけないで生活できる様になるものだ。 自分の場合、もう何十年も床屋さんに行った事が無い。いつも自分で切る。 最後に美容室に行ったのは確か20代後半の頃だった様に思うが、 美容室とか床屋さんというものは、行って、待ってから始めて、 数十分はじっと座って居なければならない。 自分で切れば10分ほどで終わってしまうのだからもう止められない。 ずっと自分で切っているとだんだん慣れて、上手に切れる様にもなる。 パソコンとか家具とか電動アシスト自転車とか、何かモノを買う時は殆どの場合、 中古を買っている。 新品と値段が全然違うのだ。値段が5倍も違ったりする。 これも買い慣れて、変な商品を買わない様に慣れる事で、特に問題無く買い物が出来ている。 だいたいの場合、色とかデザインとかに拘らず、性能などを重視する。 なので自分のノートパソコンはいつも本体が赤だったりする。 ジムはエニタイムの様な所ではなく、普通のスポーツクラブに行っている。 ただし、平日昼間だけの会員で、会費は1万円で済む。 スポーツクラブだと、マシンなども充実しているし、風呂が有り、湯船に浸かれるし、 サウナも有るし、タンニングマシンも有る。 だから8千円くらい払ってエニタイムに行くよりはずっと良いと思う。 ただし、来ているのはおっさんおばはんばかりでテンションは上がらないのだが、 あっそうか、自分もおっさんだったか、と考えたりする。 風呂はいつもジムで入る様にしていて、家では殆ど入らない。 1万円の会費で光熱費もかなり節約できてしまうので、お得だと思う。 食事はほぼ100%自炊だ。 自分の場合、中学生の時から一人暮らしの自炊生活をしてきたので、 料理には慣れていて、さっと作る事が出来るので、毎食楽に自炊が出来ている。 肉や野菜、それに手作りの総菜(ひじき煮だのきんぴらだの)を小分けして冷凍してある。 ごはんも8合炊いて、小分けして冷凍してある。(炊飯器は一升炊きを持っていたりする) ごはんは一度冷凍したほうがおいしくなるのだそうだ。 自分は酒を飲まないので、飲みに行く事も無い。 何かが故障したりした場合でも、可能な限り自分で修理したり、 新しい物を買わずに自分で改造して済ませてしまったりしている。 昭和の人間は何でも自分でやったものなのだ。 レジャーは殆どがエアロビクスだ。 エアロビクスのサークルをやっていて、 自分より30歳も若い男の子たちと楽しくやっているので、 それが楽しみであり、トレーニングでもあり、レジャーになってもいる。 エアロビクスのインストラクターをやっていて本当に良かったと思う。 自分は不思議な事に何十年も前からずっとなのだが、 友達がみんな自分より10歳以上年下なのだ。 だいたい10歳から30歳年下で、ひどいのになると40歳も年下だったりする。 自分も自覚が無くて、自分も友達と同い年くらいの年齢のつもりで居たりしてしまう。 こんな感じなので、貧乏でもとても楽しく暮らせているのだと思う。 手取り15万~18万程度の収入で暮らしていると、何か大きなものを買うのが大変だ。 冷蔵庫が壊れて買い替えるだとか、パソコンを買い替えるだとか、 数万円以上するものを買う時は、なるべく先に買ってしまって、 残りの金で生活する様にしている。 そうしないと、いつまで経っても買えないからだ。 買い物をしてしまって残金が少なくても、食事を粗食にして凌いだりして、 無いなら無いなりの生活をすればなんとか乗り切れてしまう。 もう何十年も前からずっと、都営住宅に応募し続けていた。 応募しても応募しても全然当たらないので、もう絶対当らない様な気がしていたのだが、 突然当選してしまって入居する事になった。 3DKの部屋が当たったので、とても快適だ。 古い建物だけれど特に支障は無く、何よりも家賃が安いし2年毎の更新も無い。 これは本当に助かる。 そういう訳で、貧乏でもこれで充分、これ以上望まない、 カネは無いけれど、なんだか平穏に、楽しく暮らせている。 無理をしたり、或いは道徳に目をつぶってまでして金を稼いで、 タワマンに住んだりするよりも、地に足が着いた、人間らしい生活をしたほうが、 ずっと幸せなのではないだろうか。 金の為に金を稼ぐのではなく、生活するのに必要なぶんだけ働いて収入を得る、 それで十分であって、あとは自分の人間性を成長させて楽しく暮らす、 これが良いのだと、本当につくづく思う。 お金というものは生活する為と、あとは愛情をカタチにする為に使うものなんだと思う。 人間は何の為に生きているのだろう。 決してカネを稼ぐ為に生きているのでは無いと思う。 お金よりも人間として有意義に暮らせた方がずっと幸せなのだと思う。 数十年前、家が破産して、中学生になったばかりの自分がアパートで1人暮らしをする事になった時、 父親に言われた事が有った。 米だけは切らさない様に買っておきなさい、と。 米があれば塩をかけてでも食えるから、というのだった。 ほんとうにそうで、おかずは物凄く貧しいものでもなんとか生きていける。 それ以来ずっと、米だけは切らさないようにして生活してきたが、、、、。 この1年、米の値段が2倍になったままだ。 本当にこれには困っている。 せめて5㎏で2000円台前半になってくれ、、、。 ![]() 人間は1人では生きられない 元気な挨拶 終の棲家 団地住まい |
コメントなどはツイッターやメールでお願いします
ツイート |