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令和7年4月29日. 終の棲家 団地住まい |
団地に引っ越した。 これが人生最後の引っ越しかもしれない。 築年数は古いけれど、3DKの落ち着ける部屋だ。 公営住宅という所はだいたい、貧乏人が住んでいる所で、 高齢者が多く、独居老人やら体調の悪い老人やらがたくさん住んでいる。 意地の悪いジジーとかがたくさん居るのではないかと思いながら、 隣人やら自治会長さんやらに挨拶に行ったのだが、会う人みんな、 朗らかで温厚な人ばかりでほっとした。 自治会長さんは80代だけれど、とても元気で温厚で打ち解けやすい人だった。 色々話をして、自分がエアロビクスインストラクターをしていると言うと、 団地内の人の健康体操を是非やりましょうという話になった。 まあ、それも人生のおつきあい、やる事になれば気持ちよくやろうと思う。 自分は昔からなぜか、鉄筋コンクリートの建物が好きで、 住むならコンクリートが良いとずっと思って来た。 団地はまさにそれで、終の棲家としては上出来だと思う。 鉄筋コンクリートの建物は、端の部屋とか最上階の部屋は温度によるトラブルが有るものだ。 端の部屋だと冬は結露に悩まされたり、最上階だと屋上の熱で夏は非常に暑い。 なので、上下左右に部屋が有るほうが良いのだ。 自分の部屋は上下左右に部屋が有るのでこれも良かったと思っている。 自分は昭和の人間なので、生活のスタイルが昭和がベースになっている。 なので、食洗器なんて欲しいと思わないし、ドラム式洗濯機なんていらないし、 衣類乾燥機やら浴室乾燥機なんていらん。 食器は手で洗うほうが早くて綺麗になるし、洗濯機は縦型のほうが使いやすい、 洗濯物はベランダでお日様に当てて乾かしたい。 なので築年数の古い団地でも全然苦にならない。 ただ、広くなったのでルンバの様なお掃除ロボットの必要性をちょっと感じている。 今まで住んできた1DKなどの部屋では、狭いのでどうしても棚などを高くして 使っていたのだけれど、今度から広いので、 家具の配置は全体的に低くしようと思っている。 低い配置のほうが落ち着きますね。 拾いので片付きやすいし、なんだか精神的にも余裕が生まれて、 落ち着いて生活が出来そうだ。 今まで住んできた部屋と比べるとちょっと驚いたのは 部屋の中で20歩も歩く事だ。 今までの狭いところだと10歩まで歩かないくらいだったのに、、、。 ちょっとびっくりしている。 さて、人生というものは解らないもので、思いもよらぬことが起こったりもする。 今回引っ越したこの部屋が終の棲家になるだろうと思ってはいるものの、 もしかしたらまた引っ越す事になるのかもしれない。 本当に先の事は解らないものだ。 もし次に引っ越すとすれば、具合が悪くなって施設に入るか、または、 どかんと大金でも稼いでリッチな所に引っ越すか、さて、どうなるのだろうか。 けれどこの先、残りの人生をなるべく明るく楽しく活動的に過ごそうと思っている。 まずはこれから新しい生活に慣れて、ぼちぼち家具を揃えていこうと思う。 終の棲家 人生の終盤 健康で文化的な最低限度 賃貸に住む人生 |
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