かわいひでとし日記
令和6年11月3日      政治情勢      望ましい形
  
今回の衆院選の結果について、

色々なジャーナリストなどが指摘している非常に興味深い事が有る。

自公が減らした票の数が約650万票

増やしたのが

国民民主 350万票
参政党  180万票
保守党  120万票 合計650万票。

議席数を大幅に増やした立憲民主は6万票しか増えていない。

これ、とても面白い。

要するに、自民党から離れた票が保守系の政党に行った、ということ。

以前から、

「自民党にはうんざりしているが他に投票したい政党が無い」

「だから自民党に入れるしか無い」

などと言われていた。

そこに出来た保守系の政党が参政党と日本保守党で、

さらに国民民主は、反財務省的な、かなりまともな主張をしている、

ということで、保守票がそちらに流れた、という事なのだろう。

維新が減らしたのは大筋ではだいたい保守なのだけれど、なぜか中国べったりだったり、

謎の発言をしたり(0歳児に選挙権を与えるとか)、万博でうんざりした、

とかなのではないだろうか。

共産党が減らしたのも、「立憲共産党」などと言われ、共産党はヤバい、

と少しは気が付いて来たのかもしれない。

社民党はずっと福島瑞穂の1議席のみで、完全に組織票だけで成り立っている事が解る。

そして、れいわが大幅に増やしているが、これはリベラル票が流れたのかもしれない。

共産党が減らしたこと、立憲から蓮舫が居なくなり代表が右寄りの野田になったこと、

などが流れたのではなかろうか。

6万票しか増えていない立憲が大幅に議席数を増やしたのは、

ライバル候補が食い合いになったり、

元々自民党だった議員が裏金問題で非公認になったり

重複立候補を認められなかった事などで、

相対的に勝ってしまった、という事なのだろう。



数年前を思い出して見ると、自民党にもいいかげんうんざりしているが、

野党にはろくな所が無く、仕方が無いから自民に投票していた。

そして、安倍さんが居るから自民票を繋ぎとめていた。

けれど、安倍さんが居なくなってしまってからは、だんだんガマンの限界を超えて来て、

そこに国民民主の主張、参政党、日本保守党の誕生という事で、保守票の受け皿が出来た。


今回の衆院選の結果は一定の傾向を示していると思う。

投票した人のうち、7割くらいが保守系や与党へ、1割くらいが共産、れいわ、社民へ、

2割くらいが立憲民主へ、という感じだ。

マスコミの報道はいつも左寄りだが、実際の世論は保守が主流なのだ。

けれど実際には同じ政党内にも右から左まで居る。

特に自民党と立憲民主は党内は分かれていて、分党したほうがすっきりするくらいだ。

大幅に議席を増やした立憲民主代表の野田さんはかなり右寄りでもあり、

財務省寄りでも有り、自民党の石破さんと殆ど変わらない主張をする人だ。

という事は、今後の政局で、大連立(自民と立憲の連立政権誕生)という可能性すら有る。


さて、政党支持率を見て見ると、ずっと同じ傾向が続いている。

自民が30%くらい、立民が10%弱、維新、公明がそれぞれ3%くらい、

共産、社民、れいわの合計が5%くらい、

支持政党無しが40%くらい、という感じだ。

この政党支持率とか世論調査とかは、あまり信用しないほうが良い。

けれど、まあ、だいたいこれくらい、という目安程度にはなる。

調査する会社によってかなり違う数字が出る事も多く、

マスコミの調査はマスコミ自体が左寄りなので、かなり偏った数字が出る事も有る。

最近びっくりしたのは、悪名高い共同通信の調査で、

「石破が続投する事を支持するのが65%」

というものだった。「は?」としか言いようが無い。


今回の選挙結果を見て、再びほっとした部分が有る。

それは、保守派がやっぱりマジョリティなのだ、という事だ。

再びほっとした、というのは、2年前に一度ほっとした事が有ったのだ。

それは安倍さんの国葬の時だった。

マスコミでは「世論を二分する国葬問題」などと煽っていて、

安倍さんの国葬に反対する人が非常に多いかの様な印象がばら撒かれていた。

けれど、国葬当日、反対デモをやっていたのはほんの数十人だけであり、

安倍さんに献花する為に並んだ人は何キロもの長蛇の列を作った10万人だった。

やっぱりサイレントマジョリティは安倍さん支持なのだな、と心底ほっとしたのだった。

ということは、選挙の時に、もっともっと投票率が上がれば、

共産党とか社民党の様な所の組織票をぶっ飛ばす事が出来る、という事だ。

変な政党が国会で力を失えば、もっと現実的な政治が出来るのではないだろうか。


例えば、今の国際情勢を考えた時、

「日本も核武装するべきだ」という意見が普通に論じられ、

選択肢から排除されない現実的な議論が出来るのだと思う。

何も日本が核武装する事を望んでいるという訳ではない。

ただ、議論の時、選択肢から外してしまっている事が非現実的なのだと思うのだ。

日本が核武装するのは現実的にはかなり難しいだろうと思う。

ただ、例えばイギリス方式というやり方も有る。

それは何隻かの原潜を保有して、核ミサイルを積んだ原潜が常時遊弋している事にすれば、

かなり立派な核抑止力にはなる。

そういう話を選択肢から除外せずに現実的な討論をする国会になって欲しいと思う。


さて、今回大幅に議席を増やした立憲民主党だが、以前から指摘されて来た事は、

自民党の批判をするばかりで何も提案しない、という主旨の批判だ。

今回の選挙戦でも、野田さんは「裏金」の話ばかりして、殆ど政策を主張しなかったと言う。

こんな野党はいらない。

まともに政策を議論する議員が増えて、現実的で建設的な議論をする、

望ましい形の国会になって欲しいと思う。





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