りゅうのすけが家へ来て一週間経った日曜日のことでした。
カゴをベランダに出していたんですが、ちょっと開けたスキに外へ出てしまい、
そのままベランダの隙間から外へ、、、、、、、、。
ここは6階です!
あ!と思う暇も無く、龍之介は6階から地面に向かって、、、、、、。
動転してしまって、その瞬間の事は実は良く覚えていません。
とにかく下を見てみると、
龍之介が仰向けになって死んでいるではありませんか、、、、、。
あ、ああああ、、、と思ったその瞬間、龍之介がクルッと起き上がって走り出しました。
あ!生きてる!
急いで下へ降りていきました。
部屋を出る時にとっさに近くに有った布袋を持って出ました。
走って行ってりゅうのすけー!と呼ぶと、壁際にいたので袋に入れて急いで部屋へ連れて帰りました。
連れ帰ってから見てみると、鼻血を出しています。口の周りも傷が出来ていました。
落ちた瞬間の驚きと、絶対死んだと思ったのに生きていてびっくりしたのとで、もう何がなんだか判らないくらいの精神状態になっていたのですが、医者に連れていかないと、と言われて、慌てて電話帳をめくり、電話をしましたが、犬猫専門でリスはちょっと、と言われて数件目にやっと近所の獣医さんを見つけました。
もちろんそこの先生も犬猫が専門なんですが、見てみましょうと言ってくれました。
レントゲンを撮ってみると、顎の骨を骨折していました。鼻血が肺に入ってしまったらしく、ケッケっと咳をしているし、
また、内臓から出血しているかもしれないので、酸素を吸わせ、止血剤と抗生物質の注射、それに点滴を受けました。
さて、獣医さんに見てもらって、費用がたくさんかかるのではと、覚悟してとりあえず5万円を用意しましたが、思いのほか安く、1万円ちょっとで済みました。
保温に気をつける様に言われ、その晩は電球で巣を暖めながら寝かしました。
あんなに元気にしていた龍之介、すっかり大人しくなってしまって、翌日になってもケッケっと咳をするし、餌を食べないし、心配で翌日も獣医さんに連れて行って注射をしてもらいました。
こんな事になってしまって、これは全く自分の不注意のせいで、ほんとにほんとに落ち込んでしまいました。
ヒデちゃん達の一件も在ったし、俺には動物が災難に会う霊でもついているんだろうかと思ってしまいました。
龍之介、顎の骨を骨折してしまったので硬いものを食べることが出来なくなってしまいました。
龍之介に怪我をさせたのは俺なんだから、俺が全部面倒を見て介護してやらなくてはいけません。
ひまわりの種や麻の実を、鋏で切って殻を取って食べさせました。バナナ、チーズなどの柔らかいものも食べさせました。
龍之介は丁度育ち盛りで、日に日に回復していきました。
翌日には反復横とびを5回くらいやったので、少し安心しました。
その翌日には食欲も出て、動き回るようになりました。
しかし相変わらず硬いものはダメなので、鋏で種を切って食べさせました。
2週間ほどすると、早いもので自分で殻を割って食べられる様になりました。
元気になってくれて、ほんとにほんとに安心しました。
この子にはもう絶対怪我をさせまいと心に誓うのでした。
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ベランダの壁に小さな穴が開いていて、
龍之介はここから落ちました。
現在では、ここにネットを張ってあります。
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シマリスはとてもすばしっこい動物です。
ずっと以前、何度か飼っていた事が有りましたが、ゲージからの脱走事件も何度か有りました。
捕まえようとしてシッポが切れてしまった事も有りましたねぇ、、。思い出します。
シマリスはうんと小さい子供の頃から飼わないと、なかなか慣れません。
慣れていればゲージから出ても逃げずに寄って来るんですよね、、、。
シマリスを買う時は、4月頃に小さな子供を買いましょう。
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