シマリスのリュウくん。
今でも週に何回かは彼の事を思い出す。
思い出すも何も、リュウくんのお墓は自分の部屋のベランダに有る。
大き目のプランター。
お墓をここにして良かったと思っている。
引っ越ししても一緒に持って行ける。
シマリスと言う動物は野性味が強めで、ペットとして飼うには難しい動物だ。
秋冬になると狂暴化する事も有る。
なので、子供が世話をするなんて無理だと思うし、大人でも相当気を使って飼える人でないと難しいと思う。
リュウくんはその点、とっても良い子だった。
とても懐いてくれて、本当に仲良しになれた。
ふと、またシマリスを飼おうかなと思う事が有るけれど、やっぱり無理だ、と思う。
飼っていた時、相当気を使って大変だったからだ。
またあんだけの苦労をするのはちょっと自信が無い。
自分もあと何年だか解らないけれど、そのうちあっちへ行くわけで、
あっちへ行けばまたリュウくんに会えるのだ。
それまで我慢しようと思う。
「かわいい！」と言って動物を飼う人には、
飼うというのはとても苦労の多い事だという事をよくよく考えてからにして欲しいと思っている。
たまにネットで見かけるけれど、動物を捨てる人が居る。
本当に情けない。
そんな事をしないでほしい。
自分の時間の半分くらいをその動物の為に使えるのかどうか、よく考えてからにして欲しいと思う。
動物を飼っている人なら解ると思うけれど、犬や猫などの動物は、人間が思っている以上に、
色々な事を理解している。とても良く解っている。
当たり前だけれど、悲しい、嬉しいなどの感情も持っている。
それを闇夜に紛れて真っ暗くて寒い所に捨てる、なんて事をするのは万死に値する行為だ。
飼う前に、自分の時間を、そしてお金も、使ってあげられるか、良く考えて欲しいと思う。
シマリス りゅうのすけ日記
