令和2年2月15日 叱られてムっとする
ポジティブに考える
親だの上司だの取引先だの友達だのに、あーだこーだ言われてムっとした経験は有るでしょう。
んでも、落ち着いて考えてみれば叱ってくれるというのはありがたいことです。
叱ったその人が、自分の為を思って叱ってくれているならなおさら、そうではなくて、ただ感情のままに文句を言ってしまっただけだとしても、どう考えても不条理な事を言っていたとしても、考えてみればありがたい。
文句を言われたこっちはというと、ムっとしたり、落ち込んだり、へこんだりするのだけれど、でも、こうやって俺は鍛えられてゆくんだなあと、思ったりします。
文句言われてムっとして反発して終わりなのか、そうだなあ、考えてみれば俺も至らないところが有ったのだなあ、と前向きに考えるか。
自分を俯瞰して見たら、後者のほうが「よしよし、なかなか見どころの有る若者じゃ」と思うんじゃないでしょうか。
だから、ぎゃーぎゃー文句を言われるというのは、本当にありがたいことだと思います。
芸人さんになりたい若者って結構居るみたいですね。
芸人さんは舞台でネタをやって、客に全くウケなかった時、えらいへこむんですよね。
あるいは、師匠に「やってみろ」言われて、師匠の前でネタをやって見せる、で、くそつまんねえとか言われる。
こういうのって、もうそれ自体が鍛錬なんではないでしょうか。
実は自分にも似たような経験が有ります。
自分は芸人ではないですし、陽気で明るい人間でもないのですが、エアロビクスのインストラクターをしていました。
イントラってほぼ、芸人と同じなんですよね。
受けている会員さんをいかに盛り上げるか、という点はすごく大事です。
養成コースを卒業してすぐ、大手スポーツクラブのオーディションを受けた事が有りました。
チーフインストラクターや偉いさんたちが見ている前で、それも、クソつまらなそうな顔をして斜めに見ている前で、一人でハイテンションになってレッスンをやって見せる。
そりゃあもう地獄でした。
自分が立っている床に穴が開いて地球の底まで落ちていけばいいのに、と思いました。
もう一生忘れられない地獄でした。
でもねぇ、そのあと、「こうやって俺は鍛えられていくんだ」と思いましたよ。
そうやって前向きに考えてみると、ムっとしていた気持ちや凹んだ気持ちも失せて、ポジティブになれるんじゃないでしょうか。
だから本当にありがたいことなんですよ。
芸人さんが舞台でウケなかった時の事を書きましたが、過去の日記にこんな事を書きましたっけ。
人気の質
暑いのに大変でごわすね
心の瞬発力
精神の風が粘土の上を吹いてこそ、人間は創られる
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