令和2年1月13日 時給3000円
大の大人が1時間働いて、、
ネットで、エアロビクスインストラクターの求人を見ていたら、
なんと、ギャラは1レッスン 4000円スタート、と書いてあった。
思い起こせば二十数年前、自分がイントラデビューしたころは、
3000円スタートだった。
あれから1000円しか上がっていないのですね、、、、。
60分か70分のクラスを1本やって、1本3000円。
あんだけ体力を使って、ずっとしゃべり続けながら走りまくって、それでも3000円しか貰えなかった。
あの頃はハイインパクトのエアロが主流だった。今やっているエアロとは比べ物にならないほど運動強度が高い、走るエアロビクスだ。
それが3000円スタート。
「3000円スタート」というのは、最初は3000円ですが、徐々にアップします、という意味だ。
だが、なかなか上がるもんじゃない、、、、。
週に13本やっていたので、週に39000円、、、。
これは、まあ暮らせない金額ではないだろうけれど、イントラはなんやかんやセミナーを受けたりする。
それが1回数万円、それを何本も受けるともう食うにも困る。
テレビに出ている様な超有名なイントラだと1本1万円くらいだったようだが、そんな人は殆どいない。
そんなわけで、毎月セミナーを何本も受け、やりくりも限界に達し、イントラを続けるのが困難になてしまったのだった。
これは何が悪いかというと、一番悪いのは自分なのだ。
お金の計算が出来ない。
セミナー受けなければやっていけるのだ。
でもねえ、内容を濃くしたいという向上心で、セミナーを受けたいと、、、。
やっぱりお金の計算が出来ないのね。
この、お金の計算が出来ないというのは、うちの家系らしい。
我が家の人間は代々お金の計算が出来なかったらしい。
自分の先祖たちはみな、誰も仕事をしていなかったのだ。
大地主様で、労働をしていなかったのだ。
しかし、先祖の責任にしている場合ではない。
お金の計算が出来ないのは自分が悪い。
自分の父親はお金の計算が出来ないために、家屋敷を全部失って破産してくれた。
そのおかげで、自分はご先祖様よりはいくらかましなほうなのだ。
随分世の中に揉まれて少しは計算も出来る様にはなりましたよ。
そんな金銭感覚が無い自分が言うのもなんだが、
大の大人が1時間働いて1000円くらい貰えるって、なんなんだろうか。
恐ろしく体力を消費するインストラクターが1時間4000円って、なんなんだろうか。
あれだけ体力を使うのだから、せめて1時間で1万円くらは払ってもらわないとねえ。
20年も教育を受けて修行を積んだ人間が1時間仕事をしたら、軽い仕事でもせめて5000円くらいは貰わないとねえ。
けれどこれは、貰うほうの都合であって、払うほうとしてはそうはいかない。
ということは、そんだけ払える様な商売をしてくれってことなんでしょうか。
貰うほうと払うほうの感覚の違いは大きい。
自分も小さい会社をやったので、払うほうの気持ちも良く分かる。
時給5000円なんて、きつくて払えやしない。
でもねぇ、経営者が一番大事にしなくてはいけないのはなんでしょうか。
何はさておき、社員に高い給料を払うことではないでしょうか。
そんな事言ったってねえ、金が無けりゃ払えませんもんね。
なので、せめて、考えだけでももう一度、初心に帰って貰いたいですね。
何が一番大切なのか、社員ですよ。
何はさておき、まずは社員にたくさん払ってあげたい、せめて気持ちだけでもそうありたいものです。
気持ちだけじゃしょーがねーけどさ、、、。
んでも、気持ちがあれば多少は改善しませんでしょうかねぇ、、、、。
百田尚樹著 「海賊とよばれた男」でも読んでみて欲しいですね。
信じられない、、、、
ブラック企業?
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