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令和7年4月6日. 終の棲家 人生の終盤 |
60年以上住み続けてきた東京23区から、今月末に引っ越して出ていきます。 今度からは東京の市部、いわゆる多摩地区へ引っ越します。 考えて見ると、今まで都内を転々としてきたものだ。 目黒区で生まれ、板橋区、練馬区、江戸川区、品川区、渋谷区、杉並区と、 何度も引っ越しをしてきた。 駅で言うと、今は中央線の荻窪駅、今度からは中央線の国分寺駅へ行く。 中央線は東京駅から高尾まで続くオレンジ色の電車。 猛烈な過密ダイヤで、しょっちゅう遅れが出るイメージが有る。 実際に毎日乗っているが、都内の電車でこれほど遅れが出るのはここだけだろうと思う。 昔エアロビクスインストラクターをしていた時に、 中央線沿線のスポーツクラブに行くのに、 電車が遅れて遅刻しそうになった事が良く有った事を思い出す。 中央線というと、駅名を並べると川柳になるのをご存じだろうか。 飯田橋、市ヶ谷、四谷、信濃町 と、五七五になっていたりする。 高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪、西荻窪、などは最後に韻を踏んでいて大変よろしい。 また、高円寺、吉祥寺、国分寺、と寺の名前が駅名になっている所が有る。 高円寺には高円寺という寺が有る。 吉祥寺には吉祥寺は無く、実際の吉祥寺は文京区に有るが、江戸時代、 大火の影響で移転した関係で残っている地名だそうだ。 国分寺は、聖武天皇が全国の国ごとにひとつ、国分寺を建てたもので、 東京に有る国分寺は武蔵の国の国分寺だ。 その、国分寺のほうへ今度引っ越す。 実際に引っ越し先の部屋まで行って来たのだが、結構「地方感」が漂っていて、 とってものどかな雰囲気だ。 静かでのどかでゆったりしている割には利便性は良く、 中央線に乗ればすぐに新宿まで出られる。(中央特快で28分) 多摩地区というと昔から「赤い大地」などと揶揄される事が多い。 いわゆる左翼が強い地域、だと言われて来た。 菅直人などの左翼活動家もここの人だ。 けれど地方選挙というものは概して投票率が低く、 一定の組織票で決まってしまうものなので、 住んでいる人がみんな赤い訳ではないだろう。 今度から自分が保守系に一票入れますんで、よろしくです。 さて、引っ越しが決まって色々と手続きをしている中で驚いた事が一つ。 それは小平市のごみ袋だ。 小平市では市指定のゴミ袋を使う事になっていて、その値段がバカ高い。 40リットルの袋が10枚で800円もする。たけー。 まあ、一枚80円と考えると、まあいっか、と思ってしまうが、 いざ買う時に10枚入り800円と聞くと高いと思ってしまう。 今後はゴミの圧縮に精を出す事になりそう。 さて、自分の人生の終わりが近づいている(らしい)。 自分の寿命はあと10年くらいなのだろうか。 んでも、この年齢で今でもハイインパクトエアロビクスのインストラクターを やっているくらい元気なので、もうちょっと長生きしようぜ、とは思う。 けれど今度引っ越す先が終の棲家になりそうな予感はしている。 でもねぇ、人生って解らないから、 もしかしたらまた引っ越す事になるのかもしれないし、本当に解らないものだ。 そして、健康だと思っていても思いもよらぬ病気になる様な事も有るものだ。 だからあと何年生きるのか自分でもさっぱり解らない。 今度住む部屋はとても落ち着ける所なので、まあそこで死ぬのも悪くないな、 と思っている。 病院で死ぬくらいなら、自宅で孤独死したほうが断然良いと感じる。 今、仕事も引退して年金を貰って、年金だけでは足りないからアルバイトをして、 そしてエアロビクスのインストラクターをしている。 エアロビクスは若い男子の為の、超キツいのをやっている。 これが本当に楽しい。 自分より30歳~40歳くらい年下の男の子たちと、汗びっしょりかいて楽しくやっている。 本当に幸せな老後だと思う。 こんな楽しい老後を過ごせるのは、若き日の自分がエアロビクスをやって、 インストラクターになったからなのだと思う。 逆に、フリーランスで仕事をしていたせいで、年金がとても少ない。 けれど、今のこの楽しさは貧乏暮らしが全く気にならないほどだ。 そして、年金が少ない分、死ぬまで働いていなければならないのだけれど、 それは返って良い事だとも思う。 人間、仕事をしていないとダメになってしまうと思うのだ。 例えアルバイトであっても、働いていると肉体的にも精神的にも安定出来るものだ。 この楽しい老後を過ごす新しい場所が広くて落ち着ける部屋になるのだから、 本当に幸せな事だと感じている。 さて、最後に、ちょっと話題は変わります。 「死後の世界」は実在するのか、なんて事を言ったりします。 はい、実在します。 自分の中では。 全く科学とかデータとか関係無く、自分なりに思っている事なんですが、 死後の世界というのは、自分の脳に有るのだと思います。 死ぬ瞬間、その数秒の間に、ぶわーっと何日も、何十年も 死後の世界で過ごす夢を見るのだろうと想像しています。 死ぬ瞬間に脳の中で、先にあの世に行ってしまった愛する人達と再会し、 喜び合う事が出来るのだと思います。 実際にはほんの数秒の出来事なのだけれど、自分にとっては何十年も続く、 向こうへ行ってからの生活が続くのだろうと思うのです。 だから、死ぬのが楽しみでもあるのです。 愛する人達と再会して、また一緒に暮らせるからです。 実際に自分には向こうで会いたい人や動物が居ます。 とてもとても、再会するのが楽しみでもあります。 だから死ぬことをあまり怖いとは感じません。 そして、自宅で孤独死しても悲惨な事だとは感じません。 1人静かに、あっちの世界に行く夢を見ながら眠るのだから、 とても幸せな事だと思うのです。 というわけで、今月、終の棲家に引っ越しをします。 老後の楽しみ 若い時の遺産 父親のことや家のこと 人間の生き方 年を取るとどうなるか 年齢を重ねるということ 忙しさが糧になる 自分の事は自分でやる |
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