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令和5年10月11日 トロッコ問題 究極の決断 |
福田赳夫という人が総理大臣だった時、ダッカ事件が起こりました。 日航機がハイジャックされ身代金と仲間の釈放を要求されました。 ハイジャックしたのは日本赤軍というテロ組織でした。 福田は「人命は地球より重い」と言い、テロリストの要求を超法規措置として飲んでしまいました。 テロリストを釈放してしまった事に対しては海外から批判を受けました。 もし自分が責任者だったら、どんな判断をするべきだったか、 という事は社会人をやっているのであれば考えて見るべき問題ではないでしょうか。 釈放したテロリストは再び無差別殺人を起こす可能性が有ります。 テロに屈する事と乗客の命を救う事のどちらを選ぶのか、考えて見る必要が有ります。 今、イスラエルでハマスとイスラエルが戦争状態になっています。 ハマスはたくさんの人質をとっています。 ガサ地区は市街地で、陸上戦闘になれば非常に困難な戦いになり、 さらにハマスは民間人と区別がつきません。 空爆をすれば民間人にも犠牲者が出るでしょう。 ハマスはイスラエルが攻撃をする度に人質を殺してゆくと言っています。 日本ではそもそも中東の世界に対する関心が低く、「良く解らない」人が多いのは事実です。 そういう自分もその1人です。 ただ、ハマスというのはパレスチナ人を代表する組織ではなく、 単にテロ組織と考えるべきだというのが信頼できる専門家の見方の様です。 一般住民を殺害し、その首をはね、凌辱している現実を見ればその通りです。 一般住民にも被害者が出るのを承知で攻撃をする他無い様にも思えます。 朝日新聞など左寄りメディアなどは、ハマスとパレスチナ人を混同して、 同情的な報道をしてしまっています。 テロ行為はテロ行為として糾弾しなければならないはずです。 さて、日本では東北地方でクマの被害が出ています。 クマを駆除する事について、ごく一部の人間が「クマがかわいそうだ」 と抗議をしている様です。 もちろん、クマが人里に降りてこない様な環境を作る事が一番大事ですが、 降りてきてしまったものはもう駆除するより仕方が無いのではないでしょうか。 一般に「トロッコ問題」と呼ばれる設問が有ります。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C ある人を助ける為に、他の人を犠牲にしても良いのか、という思考です。 なかなか結論を出しにくい問題ですが、 今後総理大臣になる予定が無い人でも、一度は考えて見るべき問題でもあります。 ウクライナで戦争が起きており、さらにイスラエルとその周辺が緊張状態になり、 アメリカもイスラエルに空母を派遣しました。 この状況で台湾進攻が起こるとアメリカは対処しきれるのかどうか、 という事が心配されています。 台湾進攻と尖閣や沖縄の危機はセットになっていて、 必ず同時に起こると考えられています。 また、台湾には10万人ほどの日本人が居ます。 石垣島などの島々にもたくさんの人が住んでいます。 どのように非難させるのか、現実的には難しい問題です。 イスラエルやイラン、その他中東で戦火が拡大した場合、 それに乗じて中国が手を出して来るかもしれません。 さらに、それに乗じてロシアが北海道に手を出して来るかもしれません。 さらにそれを援護するために北朝鮮がミサイルを撃つかもしれません。 ただし、ロシアはウクライナで疲弊しておりそんな余裕は無いかもしれないし、 中国も経済が酷い状態になっていてそんな余裕は無いかもしれないし、 判断がとても難しい状況でもあります。 中国には今でも懲りずに日本の企業がビジネスをしています。 有事が起これば日本人が拘束されるかもしれません。 さらに日本ではアイヌ問題が有ります。 この問題は非常にあやふやで、イメージ先行になっている様に見えます。 アイヌがかわいそうだ、というだけで、具体的な事がはっきりしません。 これに乗じてロシアは、アイヌは元々ロシア人だ、などと言って、 北海道進攻の口実を作って居ます。 アイヌがかわいそうだ、というあやふやな事を言って、 敵対的な国に口実を与えても良いのでしょうか。 国防との兼ね合いを考えたほうが良いと思います。 これだけアブナイ状況になっていても、 日本のテレビのトップニュースはジャニーズだったりする吞気さです。 犠牲が出てもやむおえないと決断して戦わなければならない、 という事が起きるかもしれない状況が実際にすぐ近くに有るのです。 吞気に中国ビジネスをしている場合なのでしょうか。 安全保障は平和な暮らしを守る為の一番の基本中の基本です。 いくらなんでも、もう少し危機感と覚悟を持つべきではないでしょうか。 イスラエルの戦争について、米英仏独伊はテロに反対しイスラエル支持の声明を出しましたが、 日本は「双方に自制」を呼びかけています。 双方に自制を呼びかけるというのは一体どういう意味なのでしょうか。 テロを容認するという意味にとられかねないのではないでしょうか。 戦争が起こると「喧嘩両成敗」の様なふやけた事を言っていて良いのでしょうか。 ロシアとウクライナの戦争について、もちろんウクライナにも落ち度が有ったかもしれませんが、 侵略しているのはロシアです。 これについては日本政府もロシアを批難して制裁に加わっていますが、 イスラエルについてはふやけた事を言ってしまっている様に見えます。 日本に石油が入って来なくなったら大変だから、という事が言われますが、 これもよくよく詳しく、具体的に検証する必要が有るのではないでしょうか。 ハマスの背後にはイランの革命防衛隊が居ると言われています。 サウジアラビアはハマス指示を表明しました。 状況は混とんとしつつあります。 テロに屈したり、自国を守る気が無い国は軽蔑されるものです。 自分の国を守る為にもう少しはっきりしたいものです。 もし自分が総理だったらどうするか、考えて見るのも必要な事ではないでしょうか。 さて、もし今ダッカ事件の様な事が起こって自分が総理だったらどうするか。 自衛隊の特殊部隊を急行させて突入させる以外無いのではないかと思います。 この場合、乗客にも犠牲者が出るかもしれないし、自衛隊員にも犠牲者が出るかもしれない。 自衛隊員に犠牲者が出るのは総理大臣として断腸の思いです。 けれど、テロに屈する事が有ってはならないと思うし、テロリストと交渉するのも間違っていると思います。 日本はパレスチナ寄り? 飯山陽氏「ハマスの攻撃はテロ。岸田総理は中立を履き違えている」 https://times.abema.tv/articles/-/10098764 イランはハマス全面支援、中国・ロシアは米欧と一線…ガザ巡り割れる国際社会 https://www.yomiuri.co.jp/world/20231011-OYT1T50045/
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