令和5年2月9日 逃げるか戦うか 具体的に考えたほうがいい |
もし日本が他国に侵略されたら戦うか、という質問に対し、 戦うと答えるのが1割くらいしか居ないという日本。世界最低レベル。 これは戦後教育の負の産物なのだろう。 戦わないというのは何を意味するのだろうか。 日本を捨ててどこかに逃げれば良いと思っているのか。 戦争するより外国で移民、難民として暮らしたほうがマシ、 という事だろうか。 自分の命が助かればそれで良い、という事なのだろうか。 けれどこれは、もし逃げられたら、の場合で、逃げられるかどうかも解らない。 大人数が船や飛行機に殺到して乗れない人が溢れかえる状況が目に浮かぶ。 誰でも戦うのは恐ろしいしイヤだろうと思う。 だから逃げる、と単純に考えているだけなのだろうかと思う。 要するにあまり深く考えていないのだろう。 独裁国家に占領されれば今まで通りの生活など絶対に出来ない。 戦うか奴隷になるかどちらかだろう。 さらに、一度奪われた領土は戦争でもしなければ絶対に返って来ない。 領土が返って来たのは世界史上で2例ほどしか無い。(そのうち1つは沖縄などの例) どれをとっても全部、口で言うほど簡単ではなく、過酷な事になる。 「戦争反対」という人達も同様だ。 「平和」と唱えれば平和になると思っている、 「軍隊を持つと戦争になる」などと、具体的には何も考えていない。 もし侵略されたら銃を取って戦う、という人でも、実際には訓練など受けた事も無く、 俺はもうこの歳だから国を守る為に死んでもいい、 という人も、実際には軍隊には使ってもらえないだろう。 深く考えていない人の良く有る例として、「スイスの様に中立を保つべき」と言う人が居る。 「永世中立国」と聞くと、なんだか絶対戦争をせず平和を愛する様なイメージを持ってしまう。 けれど、中立を保つというのは、軍事同盟なども結ばず、自国だけで自国を守るということ。 だからスイスは国民皆兵だ。 もし侵略されたら国民全員で戦うという事。 兵役に出られない人も社会奉仕などで協力をし、しっかりした軍隊を持ち、 武器を製造して輸出もしている。 武器を製造するなら輸出もしなければ産業が成り立たないのだ。 強い軍事力を持たなければ非同盟など出来るものでは無い。 ましてや領土的野心が有る国が近所に複数有って毎日の様に 領海領空を侵犯されている様な物騒な場所であればなおさらだ。 日本はアメリカと同盟を組んでいるからこそ 中国はなかなか攻めて来られないし、もし自衛隊だけならとても防ぎきれるものではない。 もし戦争が起こったら、軍事訓練を受けていない人は軍事的な戦いをする事は出来ない。 けれど、戦争は軍隊だけでやるものではない。 食べ物を作り、運び、電気を作り、様々なモノを作って流通させる経済のバックが無ければならない。 だから戦闘に参加しない国民にも、やる事はいっぱい有る。 いよいよ自分の街に敵軍が侵入してきたら、 武器の扱いを簡単に説明されただけで前線に立たなければならなくなる。 これももし武器の数に余裕が有れば、の話だ。 この時、白旗を上げて降伏しても、その後の保証は一切解らない。 ジュネーブ条約などただの紙くずだと言うかもしれない。 国民に「日本人は悪い奴だ、憎むべき相手だ、日本人には何をしても構わない」と教えている国だ。 そして実績も有る。 チベットや東トルキスタンは侵略された。 そして、言語を奪われ、女性はレイプされ、臓器を抜かれ、強制収容所い入れられ、 奴隷労働させられている。 こんな目に遭うのと、戦って死ぬのとどっちが良いかという話だ。 どっちにしろ死ぬ、という様な話だ。 今必死で抵抗しているウクライナも、以前にクリミア半島を侵略され、 さらに以前にはソ連に占領されて食料を奪われ数百万人が餓死した事が有った。 ホロドモールと呼ばれている出来事だ。 https://times.abema.tv/articles/-/10016978 だからこその戦争を避ける努力が必要なわけで、それは何かといえば、 最も現実的なのが抑止力だ。 手を出すと手痛い反撃にあうと思えばなかなか手を出し辛い。 ヤクザにはこの手しか通用しないだろう。 「戦争ではなく話し合いで解決」という人が居るが、 話し合うのは当たり前すぎてわざわざ言わなくても良いくらいだ。 話し合う時点と戦争が始まる時点をごっちゃにしてしまっている。 さらにヤクザ相手にどんな話をすると言うのだろうか。 私の全財産、土地もお金も人間も全部好きにして良いから攻めないでください、 と言わなければ話はまとまらない。 もし半分で納得してくれても、数年後にまた半分要求されるだけだ。 「戦わない」とか「戦争反対」とか「平和の努力を」とか言っていないで、 具体的現実的に考えないといけない。 話し合いで解決を、と言う人には、 一体何を話し合うのか、現実的な良いアイデアが有れば出して欲しいと思う。 もし良いアイデアが有るのなら、 抑止力とか言ってないで「話し合いで解決」に大いに賛成したいと思う。 軍事力で防ぐのでなければあとは経済力だろう。 金出して欲しければ俺の言う事を聞け、という方法ぐらいだ。 そのための経済力が日本に有るのかどうか、、、。 昔みたいにみんなが頑張って一生懸命仕事をしていないと経済力は強くならない。 強い軍事力を持つか、強い経済力を持っていなくてはどうにもならないということだ。 結局令和のこの世の中になっても大事なのは「富国強兵」という事になる。 逆に、自分の愛する国を戦って守る、という気持ちは尊いが、 その気持ちについても現実的に考え直してみる必要が有る。 現実的に色々考えて見れば、日本が核武装する事だって、 せめて国会で議論ぐらいしないといけないはずだ。 もうちょっと具体的、現実的に考えた方が良い。 そういうわけで、今出来る事は日米安保を堅持して、自衛隊を強くして、 クァッドなどの同盟を強化すること、戦争を防ぐ方法はこれしか見当たらないのだ。 とにかくどれもこれも全部、口で言うほど簡単な事ではないということだ。 「話し合いで解決」も「逃げる」も「専守防衛」も「反撃能力」も、 どれも全部いばらの道だ。 現実的な戦争防止の方法は、同盟を組んで軍備を増強すること、 現実的にはこれしか見当たらないのだ。 相手はヤクザなのだ。 これを書いている自分も、もし侵略されたら戦うつもりで居る。 けれど訓練も受けた事が無いし年齢も高い。 戦えないのであれば社会奉仕でも何でもしなければならないと思う。 もし銃の扱いを簡単に説明されて前線に立ったら、 戦う暇もなくすぐに撃たれて死ぬのだろう。 自分の生まれた愛する国が亡くなってしまうかどうかの瀬戸際なら、 命を懸けるのに十分な理由だとは思うし、死に甲斐は有る。 若い時に自衛隊で訓練受けておけば良かったなあと、思う。 日本国憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」 という前提からして現実とは違う。 「国権の発動たる戦争」を放棄しているのであって、 どの国にも有る自然権である自衛権まで放棄はしていない。 そして、きちんと国を守れる軍隊を持つ事を明記して、 一刻も早く憲法を改正しなくてはならない。 国会では核兵器保有であっても排除せずに、すべての現実的な議論をしてほしい。 最後に、真岡郵便電信局の事をご存じでしょうか。 ソ連が攻めてきた時に、最後まで残って電話交換の仕事を続けて、 最後は青酸カリで自決した9人の女性たちの話です。 最後の発信が「皆さん、これが最後です、さようなら、さようなら」 この話を聞いて「なんで逃げなかったの?」という人は、具体的現実的に考えてほしい。 ソ連兵がレイプや略奪をしながら迫ってきているのに、 どうやって何処に逃げるというのだろうか。 もしこの真岡郵便電信局の事を知らない人が居ればググれば見つかるので、 ぜひ詳細を読んでみて欲しい。 https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/kanko/midokoro/spot/9ninotomenohi.html 真岡郵便電信局事件 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E5%B2%A1%E9%83%B5%E4%BE%BF%E9%9B%BB%E4%BF%A1%E5%B1%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6
したくないけど備えるのが戦争 日本人としての責任 専守防衛という幻想 日本人だけが知らない安倍氏の功績 戦争を現実的に考える 平和な暮らしを守る |
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