かわいひでとし日記
令和4年11月12日      唯一の被爆国      核兵器保有の議論
  

あるテレビ番組で出演者が「日本は核兵器を持つべきだ」と言ったら、

慌てて打ち切ってCMになった、と騒がれた。

見てみたが、慌てて打ち切ったかどうかは定かではなかった。

この番組の事は良く解らないが、

「核」と聞くとすぐに拒否反応が出る様な風潮は確かに有るのだろうと思う。

確かに核兵器など使ったらとんでもない悲惨な事になるのは間違いが無く、

絶対に使ってはいけないものだというのも確かだ。


核についての話の中で良く出てくるのが、「日本は唯一の被爆国」という話。

唯一の被爆国だから絶対に核を持ってはいけない、という様に言われる。

ただ、それを言うなら、

唯一の被爆国だから核を持つべき、とも言えるのではないだろうか。




核兵器は使ったらおしまい、と言われている。

そんな、使えないものを持ってどうするのだ、という話にもなる。

放射能が飛散すれば、その場所を含む広大な地域が人間が住めない所になってしまう。

なぜそんなものを作って持つのか、というと、人間のおろかな突っ張り合い、ということになる。

俺は強いんだぞ、俺に手を出すと痛い目に遭うぞ、と言いたくて核を持つ。

使う事は出来ないのに、一定の恫喝が出来る、という矛盾だが、これが現実だ。


ロシアが暴れても、西側諸国は細々としか対抗出来ていないのは、ロシアが核を持っているからだ。

核を持っていなければアメリカが軍を送って叩くという選択肢もあり得るはずだ。


使えないはずなのに、一定の抑止力を持ってしまう核兵器。

であれば、日本も核を持つという選択肢も議論から除外するべきではないのだと思う。

最近良く言われるのが、イギリス型の抑止力。

原子力潜水艦を数隻保有して、それに核ミサイルを搭載し、海に泳がせておく。

これだけで絶大な抑止力になる。

俺に手を出したらどうなるかわかってんだろうな、ということだ。

であれば、日本も核保有するのは有力な選択肢の一つなのではないか。

なにしろ、日本は世界一物騒な地域に有るのだ。

領土的野心を持った、核兵器を持つ独裁国家に囲まれている。

最低でも核兵器保有についての議論は避けるべきではないと思う。

安倍さんが提唱していた「核共有」というのも有効な手段だろう。

自分で作らなくても、アメリカのを借りて持っておく、というやり方。

ついでに中古の原潜も借りて海に沈めておく。

地上の基地と違って原潜だから何処に居るのか解らない。

これで絶大な抑止力にはなるのではないだろうか。

なので、議論から除外してはいけない。

実際に出来るのか、やったらどうなるのか、議論を深めて欲しいと思う。


世界一物騒な所に有る日本の国会では、こういう話はそっちのけで統一教会とかなんとか言っている。

この吞気さ、危機意識の無さが日本を亡ぼすのだろうか。


もし国が侵略されたら武器を取って戦うか、という質問に対して、

世界でも最低な十数パーセントしかYESと答えない日本人。

占領されても今までと同じ生活が出来ると思っているのだろうか、、、

どこかに逃げて良い生活が出来ると思っているのだろうか、、、

独裁国家に占領されたら我々は奴隷になる。

奴隷になるのがイヤなら戦うしかないのではないのだろうか。


自国の海に巡航ミサイルを撃ち込まれても何も出来ない日本政府。

打ち込むほうも、相手が日本なら

「遺憾」と言うだけで何も仕返しをしてこないのが解っているから

平気でそういうことをするのだ。

強い軍事力を持つのは、戦争がしたいから、ではなく、

戦争にしない為だということをもう一度認識するべきだ。


拒否反応を示すのではなく、戦争について現実的に考える必要が有る。

軍事についてもう少し、勉強、研究、議論をするべきだ。


考えたくない事は考えない、見て見ぬふりをする、

言うと本当になってしまう様な気がする、

というのは逃げているだけ。

起こってはいけない事であっても、もし起こったらどうするか、

予め考えておくのが正しい。




憲法改悪反対

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