かわいひでとし日記
令和3年7月16日      ジェントルマン      日本の美徳
  

大谷翔平くんのフィーバーがすごい。

アメリカでアジア人に対してこれほど肯定的な評価ばかりなのは珍しいのではないだろうか。

悪意は無いにしても、無意識に白人優位でアジア人を下に見る人たちの社会で、

これほどの旋風を巻き起こした大谷翔平くんは、まさしくヒーローだと思う。


FOXで大谷翔平ニュース、というのをやっているベン・バーランダーさんは、

母親から「お前は大谷に恋しているのかい?」と言われたと言って、

答えはYESだ、と言っていた(笑)

バーランダーさんは、大谷に会うのを目的にオールスターに行って、

見事にその任務をコンプリートした時の動画にハートマークを大量発生させていた。


そんな中、スポーツ評論家のスミスさんが、大谷が英語を話さない事について、

少し否定的な意見を言ったところ、大炎上して陳謝するという事も起こった。

これも実は悪意は無いにしろ、無意識にアメリカ人が思ってしまうこと。

英語を話さない人=劣った人 という意識。

無意識にアジア人を下に見てしまうマインドを少しずつ打ち砕いて来た先輩たちがたくさん居る。

例えば黒澤明、三船敏郎、なども大きな影響を与えた先輩たちだ。

ジョージ・ルーカスやスティーブン・スピルバーグなどは、

「クロサワセンセイ」と呼んで尊敬してくれている。

丁度このタイミングで、大河ドラマ「青天を衝け」では、

幕府の使節団がパリ万博に行ったところを放映している。

当時の新聞を見ると、徳川昭武をトップにした使節団について報じる記事の中で、

年齢が若いけれど、キュートで凛とした昭武がとても好意的に報じられている。

また、幕府の使節団がアメリカを訪問した時の報道も、

アジアから来た野蛮人だと思っていた日本人が礼儀正しく上品で誇り高い人たちであると驚きを持って報じられている。

幕府の使節団の軍艦を見学したかった上流社会の婦人たちは、

軍艦が女人禁制で有る事を知ると、男装して見学をしたのだと言う。

幕府側は、女性だと分っても丁重にもてなして、

帰り際にお土産としてかんざしをプレゼントしたのだそうで、

その紳士的な態度が大きな反響を呼んだのだそうだ。

さて、現代の役人たちだったらどうしただろう、、、、

規則は規則ですからダメです、で終わりかもしれない。


世界のホテルマンへのアンケートで一番良いお客は日本人であるという結果を見た事が有る。

上品で謙虚で優しい人たち。

こういう先輩たちによって、日本は世界で名誉ある地位に登ることができた。

そうは言ってもまだまだ、無意識の差別感はたくさん残っている。

英語を勉強して海外に行く若い人達は、ぜひ、こういう立派な先輩たちをお手本にしてもらいたいと思う。

英語を勉強した人たちは、日本の事を知らない事が多い。

それは仕方が無い、両方勉強するのは大変だから。

でも、外国に行く若い人たちには、日本という国の歴史や文化をさらっとでも勉強してから海外に向かってほしいと思います。

例えば、なぜ日本には天皇が居るのか、簡単に答えられるでしょうか。

日本と言う現存する世界最古の国、2000年以上ずっと同一の国、

この国の素晴らしい文化、歴史、価値観をもっと勉強して、

正しく日本を伝えられる様になってから海外に乗り出してほしいと思っています。

英語を勉強した人はぜひ、日本の歴史や文化、武士道、天皇、国家感などをさらっとでもいいので、

ぜひ勉強して、幕末や明治の先輩たちを見習って、ジェントルマンとして海外に出て行ってほしいと思います。

外国語が得意な若者に贈る日本のこと
https://r4.quicca.com/~kawai/zipang/mokuji.html


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