令和元年8月6日 「本部」な人々
金勘定しかしない人々
小さい会社をやっているもので、たまに銀行に行く事が有る。
クソ小さい会社の社長なので、別に普段はスーツ姿という事もなく、カジュアルな恰好をしている。
銀行に行くからといって、別にスーツを着る必要も感じないのだが、
たまたまスーツを着ていて、そのまま銀行に行った時と、
Tシャツ姿のまま銀行に行った時とでは、明らかに、
もう笑っちゃうくらい明らかに対応が違う。
銀行員って、こんなレベルなんだなあと、思ったものだった。
というか、作業着を着ている人たちの事を知らなすぎるのだと思った。
日本は、ブルーカラーの人たちを「手に職を持っている」などと言って尊敬する気風が有る国の様だ。
ヨーロッパから来た人が、同じ食堂で、ブルーカラーとホワイトカラーが混ざって食事をしているのを見て驚いたと言っていた。
ヨーロッパの様な強い階級社会ではない日本でも、やはりTシャツや作業着を着ている人達の事を全然知らないホワイトカラーの人々。
セブンイレブンが24時間営業の見直し云々でもめているというニュースが有った。
現場のオーナーさんと、本部の感覚の乖離を感じる。
昔、アルバイトをした事が有る。
チェーン店のスーパーで作業をするアルバイトで、それを請け負っている会社に雇われて作業をするのだ。
全国的なチェーン店を統括する「本部」の人達の、横暴さ、上から目線度、現場を解っていない的な感覚を強く感じた事が有った。
まあ「本部」というものは全体を見ながら、大局的な見地から営業方針を決めるのだから仕方が無いとも言えるかもしれないが、なんというか、現場の人々への感謝などこれっぽっちも無いのだなぁと思う。
というか、ブルーカラーの仕事について何も解っていないのに「統括」してしまっていると思った。
吉本興業の事がニュースで話題になっている。
北野武さんが、言っていたが、「女衒というか、人買い」なのだと。
「それ(闇営業)をやらなきゃ食えない状態の事務所の契約はなんだって。……家族がいて食えないようにしたのは一体誰なんだ。だったら雇うなよということだから。最低保障くらいしろよ」
と。
人をモノ扱いしてしまうのだ。
人材派遣会社というものも有る。
何が「人材」なんだか、、、。
回りさえすれば中身はどうでも良いと思いすぎなんじゃないだろうか。
これらの、世の中の事を解っていないにも関わらず、上から目線な人達をどうにかしないといけないんじゃないかと思う。
IYIという言葉が有る。
おざなりの知識だけさっと仕入れて、現場感覚も経験も無いのに「専門家」と自称する人たちも増えている。
そういう自称専門家がバカみたいな話をネットやテレビで垂れ流してしまっている。
そしてそれを信じてしまう人が居る。
商売になればあとはどうでも良すぎなんじゃないだろうか。
こうやれば儲かるかもしれないが、さすがにそれは人の道としていかがなものか、という感覚が無い人達に世の中が支配されてしまってはいけないのだと、強く思うのでありました。
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