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| 令和7年11月7日 部分的な社会主義は? 国の経営と人間の欲 |
| 自分は幼少期こそお金持ちの家のお坊ちゃま育ちだったが、 父親が家を破産してくれたので中学生の時からボロアパートで1人暮らし。 それ以降ずっと、賃貸に住んで生きてきた。 こういう貧乏人にとって、何が苦しいって、家賃を払う事が一番苦しい。 ちょっと意地悪に言うと、カネを持っている人間が投資として賃貸物件を持ち、 貧乏人は一生家賃を支払い続ける、という身分制度だ。 家は買うより借りたほうが安くつく、という計算の仕方も有る様だが、 いずれにしろ買ってもローンを支払い続けるのだ。 せめて住む場所くらいもっと低い負担にならないものだろうか、 というのが現実的な実感だ。 かと言って、不動産の所有を禁止して国が住む場所を保障する事にすればもう、 それは共産主義国みたいになってしまう。 なんて事を考えて見ると、いくら自由主義社会でも 商売にして良い事と悪い事が有る様な気がしてくる。 教育、医療、住居、、、。 この3つとも、見ているとなんだか商売熱心過ぎる様に思う事が有る。 少子化だつってんのに商売で学校を作り、補助金を貰い、 生徒が集まらないから外国人を入れる、って、これ、何の為にやっているのだろうか。 要するに金儲けに熱心なだけにしか見えない。教育とは全然関係無い。 医療業界も酷いものだ。 まだまだ「陰謀論」の範囲なのかもしれないが、 例の流行り病のvaccineについては色々な事が言われている。 あれって本当に必要な事だったのだろうか。 また、あの流行り病でどれだけ医療業界が大儲けしたのか、 びっくりする様な事例がたくさん有る。 どんどん不安を煽って大儲けした様に見えるのだけれど、何十年後かでも良いので、 きっちり検証して貰いたいものだ。 そして時々マスコミが報じるのだが、今年はインフルエンザが大流行している、などと、 かなり大げさに騒ぎ立ててそれを本気にしてしまっているのが見て取れる。 ちょっと商売熱心すぎやしませんか?という気がしてくるのだ。 昔と違って今では病院が赤字で困っていると言うが、 それじゃあきっと製薬やら医療機器製造のほうが大儲けでもしているのではなかろうか。 さて、自分は上記の通りずっと賃貸に住んできた。 何度引っ越しをしただろうか、、。ちょっと覚えていないくらいだ。 単身者が住むような部屋はもう、完全に投資用として建てられたものだ、 というのが強く感じる実感だ。 こんな作りの部屋でどうやって暮らすのだろう、と思う部屋や、 とにかく狭くてキッチンも殆ど申し訳程度で、と、 人間が住む事を想定しているのだろうか、という様な部屋がたくさん有る。 なので自分はずっと、古くてボロい代わりにキッチンが広い所を選んで住んできた。 単身者なら1DKとかワンルームに住むもの、というのもそろそろ考え直したほうが良い。 居間も寝室も食事も書斎もみんな同じ部屋というのは生活が荒れる原因だと思う。 いくら単身者でも最低2DKくらい有って良いはずだ。 寝室と居間くらい分けて生活したほうが良い。 そういう自分は現在、1人で3DKに住んでいるのだが、広いと生活が全然違う。 とにかく部屋が散らからない、いつも整然としていて精神的にも整然としてくる。 精神的にきちんとしていて、気持ちにゆとりも生まれる。 そうするとイライラしたり怒ったりする事も少なくなる。 日本は人口が減ってゆくというのだから、家の狭さをちょっと見直したほうが良い。 ずいぶん前から、公共性の高い分野は公営にする様な、 「一部社会主義」的な考え方が出て来る様になった。 果たしてこれが良いのか悪いのか、とても難しい問題だ。 この数年でも、政府から国民に一律10万円配ったりする給付金を出してみたり、 ベーシックインカムが議論されたり、 或いは「教育無償化」とか「給食無償化」という事も行われる様になってきた。 これは本当に困っている人にはありがたい話だけれど、本当に良い事なのかどうか、 考えて見るとかなり疑問に思う点も有る。 無償化って事はつまり、税金で賄うという事であって、その為の財源はどうするのか。 他を削るか増税するか、という事になる。 そして一番問題だと思うのは、国家予算の半分近くが福祉や医療費に使われている事だ。 国家予算100兆円くらいのうち、30兆円以上がそういう事に使われている。 じゃあどうするのか、というとこれが難しい。 貧乏人は死ねとも言えないし、年寄りは早く死ねとも言えないのだ。 お金が無くて治療が受けられないのを国が助けている状態で、 これは本人にとっては本当にありがたいのだけれど、国家の財政の大きな負担にもなっている。 じゃあどうすれば良いのだろうと考えて見ると、まず最初に思いつくのは医療費の高さだ。 しかしこれを下げるとなると現実的には無理、と言えるほど困難な事だろう。 となれば、医療関係は全部民間の商売ではなく社会的なものにでもする他は無いのではなかろうか。 そうすると今度は医学の進歩が停滞してしまうかもしれない。 昔若い頃、なんでこんなに税金を取るんだろう、国が自分で働けばいいじゃねーか、 なんて事を思った事が有る。 公共性が高く、結構儲かる仕事を国営企業にして利益を予算に回してくれれば有難いなあと思ったりする。 けれど、企業を国営にしたとたん、非効率になり業績が下がり、という事になる。 国民の医療費を国が負担して国家予算の半分近く使っているほぼ社会主義状態なのであれば、 いっそのこと国営企業で金を稼ぐ様にしてしまったらどうなのだろうか。 今、高市総理が力を入れているものの一つに、南鳥島あたりの海底6000メートルからレアアースを採掘する事業が有る。 これが成功すれば素晴らしい事だ。これをやるのに100兆円くらいかかるけれど、 海底に眠っている資源は500兆円以上だと言われている。 こういうものを国家経営にして利益を上げて税金を安くしたり、 国民の福祉に回したりしたらいいのになあ、なんて思う。(まぁ、無理だよなぁ) 自由主義社会だと言いつつも、実際にはかなり社会主義的な事をやっている訳で、 国の財源を得る方法や、根本から考え直す制度などで今までのやり方を変えていく必要が有るのだと思う。 とにかく今、何をやるにも、何をやる理由も全部利権だ。 地球に優しい再生可能エネルギーなどと言ってもこれも全部利権なのであって、 全然環境の事など考えちゃあいないのだ。 むしろ、再生可能エネルギーが環境を破壊してしまっている。 この、金の亡者状態を根本から、少しずつでも考え直していけたらいいのだけれど、、。 まあ、今の人間じゃあ無理なんだろうなあと思う。 それが出来るくらいなら、人間はみんな平等などという理想を掲げる共産主義が成功するのではないのか。 人間は結局欲望まみれの生き物だから共産主義は絵に描いた餅であって成功はしない。 子供の時からきちんと道徳教育をして、お金よりも大切なものが有る、 という価値観を広く行き渡らせないと、世界は一向に良くならないのだろう。
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