かわいひでとし日記
令和7年5月26日      正座する国民      自分達の都合だけの政治
  
自分は中学生の時から一人暮らしの自炊生活をしていた。

父親が破産してタクシー運転手になり、ずっと会社の寮に寝泊まりしていた為だ。

ボロい6畳一間のアパートで一人暮らしをする中学生だった。

自分の部屋のすぐ下に大家さんが住んでいた。

老婆という表現がぴったり来るような人で、とてもうるさい人だった。

ちょっと物音をたてるとうるさいと苦情が来るのだった。

自分だって生活しているのだから、物音をたてる事だって有るだろうに。

要するに、大家さんという生き物は、部屋を貸して、借りた人はずっと、

静かに正座しているだけと思っているのだな、とつくづく思うのだった。

そんな思いはその後ずっと賃貸に住む事になって、いつも感じる事だった。

ワンルームのマンションとか、そういう安い賃貸物件というものは、

要するに貸して金を得る為だけのものであって、借りた人はそこで生活する訳でも無く、

ずっと静かに正座だけしていると、オーナーは思っているのだ。

生活すれば部屋も汚れるし、壁に何かを掛けたりする為にくぎを打ちたくなるものだし、

生活することで部屋は劣化するものだろう。

けれど、貸しているオーナーとしては、借りた人は生活などせず、

じっと正座していると思っているので、部屋を出る時は原状復帰を求めたりする。

部屋の作りなどを見てもそういう事を感じる事は多い。

キッチンとか風呂場とかは殆ど使う為、生活する為ではないのだ。

まさしく、ただ正座している為の部屋で、そこで生活などできない様な部屋も有る。

貸す方からすれば、出来るだけ汚さずに使ってくれたほうが良い訳で、

借りた人間が生活しようがしまいが、そんな事は関係無いのだ。

自分で家を買う事も出来ず、借りるにしても安い所しか借りられない下層階級の人間は、

いつも正座だけしているものとして扱われるわけだ。


世の中の多くがそうなっている。

霞が関の役人たちもそうだ。

下層階級の国民はただ黙って税金を払うだけのものなのだ。

そして、国民には詳しい事は知らせず、こうと決まっているからこうしてください、

と言うだけで、国民の都合など眼中に無い。

交差点で見かける信号機で、交差している側の信号機に覆いをして、

こちらから見えないようにしているものが有る。

こちらから見えれば向こうが黄色になったから発進の準備をしたり出来るのだ。

けれど役人たちはそれを覆い隠そうとする。

見えるとまだ青になっていないのに発進したりしてアブナイから隠すのだ、とか言うのだ。

国民は予定を立ててあらかじめ準備などしなくても良い、

役人の言う事に従っていればそれで良い、という事なのだろう。

こういう役人の態度は、部屋で正座だけしている人に部屋を貸す大家と同じだ。

国を保持したり国民を守ったりするには税金を取る必要が有る。

けれども何に使っているのか解らない様な税金、なんで物を買ったら税金を取られるのか、

不動産を持っているだけでどうして税金を取られるのか、

クルマや不動産の取得税って、何なのか、

取った税金をどうして不必要な事に使うのか、

小売価格に税金が含まれているのに、そこにまた税金がかかるって何なのか、

自分が稼いだ金の半分を税金などに払わされるというのは酷すぎる、

あの人達は一体、国民を何だと思っているのだろうか、と怒りが湧いてくる。

結局、国民はただ黙って正座だけしている人という事なのだろう。

良く言われる事だが、子ども家庭庁やら男女共同参画やら、

やらんでも良い事に10兆円も20兆円も使っているのにもかかわらず、

減税する為には財源が必要だとか言っている。

こういう態度が国全体を覆っていて、民間の商売でも同様の事が行われる事も多い。

この手数料って一体なんなのか、とか、

どうしてそっちの都合なのに払わされたり待たされたりするのか、とか、

なんだか役人みたいな民間企業もたくさん有るのだ。

要するに、客はカネを得る為のものであって、客の都合などどうでも良いのだ。

こうして日本国民はみんな、黙って正座だけしているものとして扱われる。


米の値段が1年前まで、あきたこまち5kgで1800円だったものが、

1年前からどんどん値上がりして倍以上になっている。

5kgで4000円以上になったまま1年経ってしまった。

「国民の主食」である米が2倍以上になったまま放置され、

今頃になって色んなことをやり始めている。

農水大臣が不適切発言をしたとの事で更迭され、後任に小泉さんが就任した。

ええ? 進次郎かよ、じょーだんじゃねーよ、と思ってしまうけれど、

彼だって日々成長している事だろう。

過去のアホさから少しは賢くなっているのだろうと信じたい。

総理大臣はコメの値段を5kg3000円台にする、と言っていた。

え?3000円台って、一体何の話なのか、1800円で買えていたものなんですよ。

小泉農水大臣は2000円台前半にする、と言ってくれた。

2000円台前半ならまあ許容範囲だ。

けれど、この一連の動きを見ていると、結局下がるのは放出された備蓄米だけで、

他は下がらない様な気配だ。

これには農政の深い闇が有る様だ。

そもそも米農家を守る為に値段が下がり過ぎない様にする必要が有ったり、

農協様が儲けられる様にしなくてはいけなかったり、

その支持を受けている農水族議員は必死になって米の値下げに抵抗しようとしている。

備蓄米だけ下げてあとは下げないつもりの様だ。

結局この一連の動きを見ていても、働いて貧しく暮らす国民の事はどうでも良いように見える。

選挙で票を貰う為に農協に忖度している議員というのも、

結局国民はただ正座だけして黙って税金を払うものとしか思っていないのだ。



今放送されているNHK大河ドラマでは、江戸の本屋さんの話が出て来る。

江戸で本の販売をする商売をするには、株仲間に入れて貰わなければならない。

要するに商売を独占する為の組合で、政府と癒着しているという事なのだ。

日本という国は江戸時代からずっとこうなのだ。

政治と商売が癒着をし、自分達の利益を最優先に考える、そういう国なのだ。

「五公五民」で国民から半分も税金を取ってしまうけれど、

国民はただ正座だけして黙って税金を払うものでしかないのだ。


300年も前からずっとこれが変わっていない。

けれど、もういい加減、まともな国にしなくてはいけない。

このままでは国民が持たない。今のままでは結婚も出来ない、子供も作れない、

住むところも買えず、ただ黙って正座するしか無い。


という事で、もういい加減自民党の様な所に投票するのはやめるべきだ。

かと言って立憲民主党とか、とんでもない所に政権が移ったら大変だ。

だから今までの体制とは違う、現在は弱小な政党でもマトモな所を大きくしないといけない。

何を基準に選ぶかと言えば、減税をして税金の無駄使いをやめること、

利権や癒着とは関係の無い政党を選ぶ事、

スパイ防止法に反対する様な所は選ばない事、

日本を貶めて中国や北朝鮮の利益を優先する所は選ばない事、

夫婦別姓やら女系天皇やらを主張して日本文化を破壊する所は選ばない事。

そうやって選別してみると、投票する政党は参政党と日本保守党くらいしか残らない。

この弱小野党がもし大躍進した所で政権を取るほどに議員数を増やすのはかなり厳しい。

けれど、利権でも売国でもない所に投票するしか無いではないか。

あと10年くらいかかるつもりで地道にやっていくしか無い。


進次郎さんには頑張ってもらって米を安くして貰いたいけれど、

放出した備蓄米だけは下げさせて貰えても、

その他の米を値下げする事は農水族議員に潰されてしまうのだろうと思う。

国民の主食と言っているものを2倍で売り続けようとする議員たちは、

しっかり顔と名前を憶えておいたほうが良い。

日本の農業も世代交代したら新しくして、大規模にしたり会社にしたり、

色々な手を打たなければならない。

それをやるのは今の自民党では無理なのだろう。





自分の都合と社会的正義      左派脳な人々

禁止したがる人々      利権でゆがめられている



コメントなどはツイッターやメールでお願いします



@kawaihidetoshi をフォロー

 

日記のトップへ戻る

かわいひでとしホームページ

 

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 倫理・道徳へ
にほんブログ村