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令和7年5月16日 野蛮でテキトウな人達 基本を大事にする気持ち |
価値観の違い、と言えばそれまでなのだが、何事も「きちんとやる」日本人から見て、 外国人のやることはどうしても、テキトウだったり、 本質を置き去りにして表面的だったり、 時には野蛮であったりする様に見えてしまう。 良く言われる例で言うと、外国人が日本に来て驚く事で多いのが、 「電車が時間通りに来る」だったりする。 そんな当たり前の事に驚いている事に驚いてしまう。 あなたたちの国ではそんなにテキトウな事をやっているのか、と聞きたくなる。 結局価値観の違いであって、どっちが良いと言えないと言われれば強く反論も出来ないけれど、 しかし、何事もきちんとやる日本人の感覚からすると、やっぱり受け入れられない。 逆に彼らの言い分を聞くと、日本は確かに静かで安全で整然として安心感が有るけれど、 ルールが多すぎる、と言う。 そりゃあそうだ。ルールが有ってそれをきちんと守っているから整然としているのだ。 でもルールが多いのは気に食わない、だから別に整然としていなくてもいいや、 という事なのだろう。 という訳で、何事もきちんとやる日本人から見た意見という事で、 外国人にちょっと文句を言おうと思う。 映画 ゴジラマイナスワンが公開されて、世界から非常に高い評価を得た。 そして、「ハリウッドは映画の作り方を日本から習うべきだ」などとも言われた。 これについては本当に同意する。 要するにハリウッドの映画というのは、本質を置き去りにして、 とにかく派手に、刺激的に、見た目が良くなる事ばかりに気を使って作られている。 逆に伝統的な日本映画などは、見た目の派手さなどは無いが、実にきちんと作られているのだ。 世界に映画の作り方のお手本を示したのが黒澤明監督だったが、 今回ゴジラで山崎貴監督も、実に立派に世界にお手本を示したと思う。 こういう事は色々な分野で良く見られる事だ。 例えばフィギュアスケートの大会などを見ていると、 どんどんジャンプばかりに重きを置くスポーツになってしまった。 これは典型的な外国人の感覚ではないだろうか。 とにかく派手な事ばかりに目が行って、本質を置き去りにしてしまっている事に気が付かない。 スケートの美しさ、という大切な部分をどんどん削ってしまってジャンプばかりになってしまった。 こういう事を言うと、技を評価する様にしないと点数差が出ないのだ、 という事を言う人が居るが、だからと言って殆どワザばかりの内容にしてしまって良い訳が無い。 自分はずっと長い間エアロビクスをやっている。 そして、競技エアロビクスも随分やってきた。 この競技エアロビクスも同じような事が起こっている。 日本エアロビック連盟(JAF)が、世界体操連盟(FIG)の傘下に入ってから、 どんどん内容が変化してしまった。 エアロビックとは名ばかりで、殆どエアロビクスの動きも無く、技ばかりの、 アクロバット体操の様な内容になってしまっている。 これは見ていて本当に残念な事で、これのどこが「エアロビック」なのだ、と思う。 エアロビクスは1970年代にアメリカで発明されたスポーツで、それが日本に入って来た。 アメリカ人のやるエアロビクスは動きがテキトウで雑だったものを、 日本人のインストラクターたちがきちんとした動きに直して日本中に広めていった。 きちんと動く事でエアロビクスとしての運動強度もきっちり得られるのだ。 そういう訳で、日本のエアロビクスは外国の雑な動きとは違う美しさを持った。 けれど、国際体操連盟の傘下に入った事で、その本質が失われ、 殆ど全部ワザを見せるだけのものになってしまった。 欧米人をはじめとする外国人はどうしてこう、雑でテキトウで 派手な物ばかりに目を奪われてしまうのだろうか。 だからこそ、日本に来て電車が時間通りに来る事に驚くのだろう。 日本発祥のスポーツに、男子新体操が有る。 これは日本で作られ、殆ど日本だけで行われて来たスポーツだ。 だから、知らない人が見たら 「もっと派手にやればいいのに」と思うのではないか、 というくらい、非常に基本を大切にする。 さてこの日本発祥の男子新体操をオリンピック種目にする、 という目標が掲げられる事が有るが、さてどうだろうか。 もし世界でやる様になって、国際体操連盟(FIG)傘下に入ったらきっと、 どんどんアクロバットが増えて、 「体操」というものがどんどん失われていくのだろうと危惧する。 どうしてこう、彼らは雑なのだろうか、、本当に疑問に思う。 とは言うものの、現在FIGの会長は渡辺という日本人だったりする。 彼はアクロバット体操と男子新体操を合体させれば良い、などという デリカシーの無い事を言う人だ。 本当に残念な事だ。 そういう訳で「欧米出羽守」たちが「欧米では」などと言うのをあまり本気にしないほうが良い。 本当に雑でテキトウで、何事にも極端で中庸という事を理解しない、 きちんとやる、という事すらきちんとやらない。 一度決めた事も自分の都合ですぐに変更したがる。 ワガママジコチューで自分が直接的に得をする事ばかりを考える。 社会の為に自己犠牲をして、その結果安定した社会が出来て自分も守られる、 という発想が無い。 日本の良さ、本質、中身、きちんとする、という事を忘れないようにしたいものだ。 出羽守が偉そうに「欧米では」と言って来たら、 彼らの劣った点をしっかり述べて反論したいものだ。 ![]() 欧米のマネをしたがる人々 道徳を壊して社会が疲弊する 欧米出羽 欧米にも凄いところが有る |
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