かわいひでとし日記
令和6年6月25日      ヴィーガンな人々      動物は動物を食べる
  
何十年か前、自分がまだ若かった頃、

「わたくし、菜食主義者でございますの」

とか言う人を見て、へー、すごいなー、なんて思ってしまった事が有った。

あの頃はまだ「ヴィーガン」という言い方はあまり聞いた事が無く、

「ベジタリアン」と言う事が多かった様に思う。(両者は厳密には違うもの)

それから何十年か生きて来て、「私はヴィーガンだ」と言う人達にも色々居る事が解った。

良く有るのは「去年までヴィーガンだった」という様な人が意外と多い。

なんだ、辞めるんかい、と思ったりした。


肉を食うなと言う人を実に不快に感じるのは、

肉体労働などしていないからそんな吞気な事が言えるのだろう、と思うからだ。

ヴィーガンの女に「あなたが食べているそれは一つの命だったのですよ」などと言われたら、

「あんた、肉体労働してるの? してないんでしょ?」と言おうと思う。

あんたの家に荷物を配達してくれる人や、あんたが歩いている道路を工事する人や、

真夜中でもスイッチを入れれば電気が通るのはみんな、エッセンシャルワーカーが働いているからなのだ。

暑い中で汗びっしょりになって仕事をする人や重いものを持ったりする人達に、

あなたは肉を食うななんて良く言えますね、と言いたいと思う。

あなたは自分の事をみんな他人にやって貰っておいて、

よくもまあ偉そうにそんな事を言えるものだと思う。

この世の中は肉体労働をする男が作ったものだ、と言い切っても差し支えないと思う。

そもそも、動物というものは他の動物を殺して食べるものなのだ。

その基本が解っていない事がとても苛立たしい。

そんな事を偉そうに言うなら肉体労働してから言えよ、と言いたいと思う。

動物は動物を殺して食べる生き物なのですよ。

食べない分まで殺したりしない様にしましょう、とだけ言えばそれで良いのだ。

そして、あなたが何を食おうが食わなかろうが、そんな事はあなたの勝手だが、

それを他人に押し付けるな、と言いたいと思う。

人間は人形ではなく、生きている動物だ。

動物も植物も、色々なものを食べて身体を維持するものなのだ。

そういうわけで、自分の価値観を他人に押し付けるのは思慮が足りないのであって、

個人的にやるのは勝手だが、価値観の押し付けには、はっきり反対したいと思う。


一見正しい事の様に聞こえる様々な主張、例えば「SDGs」など、

これらはその動機や目的がかなり広く、

完全に良心に基づいて信じてしまっている人から、

社会の破壊を目的にする活動家や、ビジネスに利用するものまで多岐にわたる。

単純に騙されない様にしたいものだ。


ヴィーガンとは 注目されている背景やメリット、注意点を解説
https://www.asahi.com/sdgs/article/15005689




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