かわいひでとし日記
令和5年10月24日      先進国の要件      文化の発信
  
迷惑ユーチューバーの外国人が日本で傍若無人な事をしているのがSNSで話題になる。

これらの話題になっている人物だけではなく、もっとたくさんの無礼を働く輩が居るのは、

Youtubeが出来る前から有る事だ。

こういうのを見ているとどうしても、

日本人は我々より劣った民族だからバカにしても良いと思っている様にしか見えない。

相手が自分たちの事をバカにしている状態だと、

政治、経済、軍事、色々な場面で不利な事ばかりになってしまう。

その為、明治の先人たちは涙ぐましい努力をして、一応世界の5大国に加わったのだった。

当時は軍事力が大きく幅を利かせていた時代。

先進国の一角に加わる為に、物凄い努力をしてくれたのだった。


日本は戦後の復興を成し遂げてアメリカに次ぐ世界第2位の経済大国になった。

けれどその後、中国に抜かれ、さらにドイツにも抜かれ、どんどん後退している。

昔は日本人は勤勉だと言われたものだった。

けれど、今はどうだろうか。

発展途上国の方が遥かに一生懸命働いて経済を大きくしているのではないだろうか。


先進国というのは、経済力や軍事力や人口などの国力で決まるという。

経済も軍事も、今はまだ世界トップ10くらいには入っているものの、

今後どんどん後退していくのではないだろうか。


日本の戦後はGHQによって、強くない日本を目指して作られてしまった。

ぼーっとして他国にどんどん抜かれていく国になってしまった。

GHQの高官が、「ジャズを流行らせて日本の若者を腑抜けにする」と言っていた、

という話を聞いた事が有る。

戦後の日本の教育は日本に誇りを持たせない様にして行われてしまった。

GHQが狙っていた通りの、脆弱な日本になってしまったのではないだろうか。

文句ばかり言ってロクに働かない日本人が増えてしまったのではないだろうか。



経済や軍事ではかなわなくなってしまった日本は、

どうやって外国からバカにされない国になれば良いのだろうか。

その有力なもののひとつが文化なのだろうと思う。

日本に来る外国人の多くが、日本のアニメや漫画を見て育ったので

日本に興味を持って来てみたいと思ったと語っている。

また、世界の人達の殆どが「サムライ」という言葉を知っている。

これは誰のお陰かと言うと、黒澤明さんや三船敏郎さんのお陰だ。

黒澤明がどれほど世界に大きな影響を与えたことか、若い人は再確認して欲しい。

彼らのお陰で一部の外国人たちが日本を尊敬の眼差しで見てくれる様になった。

ただ、世界の人の殆どがそうなった訳では無く、まだまだごく一部だ。

日本のマンガで育った人もまだごく一部だろう。


Youtubeなどで、日本の事を話題にするものも多い。

日本では財布を落としても戻って来る、とか、

日本では子供が自分達で教室を掃除している、とか、

こういう話題に対してサウジアラビアなど海外から賞賛のコメントが寄せられたりしている。

サッカーの試合後、客席を清掃する日本人ファンや、ロッカールームを綺麗にする選手たちが賞賛されたりもする。

けれど、賞賛はするものの、じゃあ自分たちも見習おう、とはならないのは、

やっぱり心から賞賛している訳ではないからかもしれない。

ちゃんと清掃員が居るのにバカじゃねーの?と思っているのかもしれない。

なんでクルマが来ないのに信号を守ってるんだ、バカなのか?と思っているかもしれない。

それに対して、自分で使ったものは自分で片づけるのだし、立つ鳥跡を濁さずなのだし、

ルールは守る為に有るのだし、他人に気を使うのが当たり前なのだ、

そうやって気を使う事で自分も安心していられる社会になるのですよ、

それが日本の道徳なのです、という事をもっと強く発信したほうが良い。

日本とはそういう国で、日本に来て無礼を働いたらすぐに警察のお世話になったり

強制送還されたりするのだ、という事を世界に知ってもらえる様にしたほうが良い。


平和ボケでお人好しで、結構まじめで大人しい日本の人達は、弱肉強食の世界で、

政治や軍事では先頭に立つ事が出来なくても、

文化の発信によって先進国の地位を維持するべきなのかもしれない。

平和ボケだからこそ発信できる文化も有るのかもしれない。

道徳的な優位というやつで先進国の地位を護ったらどうだろうか。

ただし、あまりにも平和ボケでお人好しだと国を乗っ取られてしまうので、

最低限の経済力軍事力はどうしても必要ではある。

最低限の軍事力というのは、相手に合わせた相対的なものであって、

現状ではGDPの2%でも不足なのだ。


海外で好まれる日本のマンガなどは、実は元々海外で売ろうと思って作られたものでは無い。

日本文化の中で日本人向けに作られたものだった。

それが海外で人気になった、という所が大きなヒントではないだろうか。

外国人におもねるのではなく、日本の文化として発信すれば良いのではないだろうか。


文化の発信によって尊敬される国になる為に、日本人自身も、

自分の国の文化についてもっと良く知っておくべきだし、

日本の価値観をもっと大事にするべきなのではないだろうか。

日本の文化や道徳を、表面的な事だけではなく、

本質的な事を外国人に説明出来る日本人にならなければいけないのではないだろうか。

たとえば「武士道」とは何なのか、きちんと説明が出来るでしょうか。

武士道というのは刀での戦い方が書いて有る本だと勘違いしている日本人の何と多いことか。







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