![]() |
令和5年9月3日 お辰さんの心意気と百田新党(仮) 矜持 |
「夏祭 浪花鑑」(なつまつりなにわかがみ)という芝居が有る。 歌舞伎などで人気の演目だ。 団七というちょっとヤクザな若者が牢屋から出所して来る。 その時、団七とその仲間たちがとても恩義に感じている人が 粗相をして指名手配される身の上になった事を知り、 みんなでかくまおうとするのだった。 お辰さんという、若くて美人な女性も、その人に恩義を感じている1人。 親分格のサブに、どうか私にあの人をかくまわせてください、と言うのだった。 ところがサブは、言いにくいけれど、若い男を若い女の所に置く、というのは、 どうも良くない事だ。想定外な事が有る、と言うのだった。 どういう事ですか?と聞くお辰さんに、サブは、 あんたの顔に色気が有るからダメなんだよ、と言うのだった。 そんな事で私に任せてくれないなんて、と、お辰さんはカッとなる。 そして、部屋の中に有る火鉢にかけてあった鉄の棒を自分の顔に押し付け、 顔に大きな火傷の傷を作るのだった。 さあ、サブさん、これでも色気が有りますか? と言ってサブを睨みつけるお辰さん。 サブは、わかった、あんたの気持ちは良く解った、 それじゃああの人をあんたに任せるよ、と言うのだった。 「夏祭 浪花鑑」の六段目 釣船三婦内 という一幕だ。 お辰さんの女の心意気を描く場面。 この芝居を18代目中村勘三郎さんがニューヨークで公演したのは2004年の事だった。 翌日のニューヨークタイムズなどの地元新聞の劇評は、大絶賛の嵐だった。 顔に火傷まではしないだろうが、女性ならお辰さんの気持ちは良く解るだろう、 と書かれていた。 自分も映像でこの公演を見たのだけれど、本当に感動的な舞台だった。 5回くらい見てしまった。 さて、このお辰さんの女の心意気なのだが、別に女性に限った事では無く、 男性にも同じ気持ちは有る。 これだけは譲れない、という自尊心でもあり、責任感でも義務感でも有る様な気持ちだ。 いくら金を積まれてもそれだけは断る、とか、 自分の財産を投げうってでもやる、とか、 もうこれだけはガマンならないから行動を起こす、とか、 ここ一番という時の気持ちだ。 人間、死ぬまでの間に一度は一世一代の行動を起こす機会が有るのかもしれない。 その時に、全財産を投げうってでもやろうと思う様な強い気持ちというものは、 それなりの見識を持っていないと起こらないものだ。 確たる自分の考えを持っていないと出来ない事だ。 金銭よりも大事に思っている事を持っている、という事なのだ。 さて、百田新党(仮)が行動を起こそうとしている。 正式名称は後日発表になるそうだ。 百田さんはLGBT法案を通してしまった自民党に見切りをつけ、 もう我慢ならない、という事で新党発足を決めた。 奥さんに相談したところ、奥さんは、 やりなさい、ここで金を使わなくていつ使うんや、と言ってくれたそうだ。 政党を立ち上げ、選挙をするとなれば百田さんが持っている金でも 足りないくらいの大金が必要になる。 せっかく老後をのんびり過ごそうと思っていたのに、こんな事になってしまった、 と百田さんは言うけれど、それ以上に強い気持ちが有ったという事だ。 自民党という巨大政党に挑むのは大変な事で、本人たちも、 「それなりの形になるのは自分たちが死んだ後になるだろう」と言っている。 10月17日に新党を正式に立ち上げるそうだ。 政治の世界は実に大変で、清い理想を掲げるだけでは仕事が出来ないものだ。 けれど、それは重々分かった上での事。 どんな政策を掲げるのかはまだ発表にはなっていないが、 百田さんや有本さんがいつも話している方向性ははっきりしているので、 それに沿ったものになるのだろう。 まだ正式に発足する前ではあるが、方向性は解っているので、応援したいと思っている。 左翼から日本を守りたい人はこの政党に注目だと思います。 X(ツイッター) 百田新党(仮) @hyakutashintou 私利私欲の為に国をめちゃくちゃにしてしまう人たちが居る。 安定した電源になり得ない中国製太陽光パネルを山林を破壊して敷き詰めてしまうのは、 環境の為でもなく、エネルギー政策の為でもなく、自分達の私利私欲でしかない。 金を貰うと自分も、自分の国も売ってしまう人間がたくさん居るのだ。 教養が有る、というのは、金銭よりも大事なものを持っている、という事でも有る。 金より大事なものが無いという人間に権力を持たせてはいけないのだ。
![]() 群盲象を評す 利権亡者の公金チューチュー 利権に群がる 「仕事が出来る」の勘違い 確認しておきたいいくつかの事 声だけはデカい人たちに注意 |
コメントなどはツイッターやメールでお願いします
ツイート |