かわいひでとし日記
思うこと、こころもち、脳内風景


2014. 10.09      Un Giapponese parla inglese.


小学校で英語必修化だそうで、

早いと言えば早いだろうし、遅いと言えば遅いの だろう。

要するに、中身が無いと無駄だと思うので、言葉の勉強の他に、

ちゃんと人間の 中味の教育もお願いしたいですね。


バイリンガルの人が言っていたけれど、数カ国語同時に勉強したほうが良いのだ

とか、、。(アルファベット使う言語の場合なんじゃないかなあ)

やった事ないから解らないけど、そういうもんかもしれませんね。



英語はずいぶん昔から教育テレビ見たりとか色々とやったりして来たけれど、

英 語圏に素っ裸で放り出されないとなかなかね、、、。


イタリア語も昔からちょこっとやったりしてるんですが、

テレビのイタリア語講 座の録画が25回分以上溜まってるし、、、、。

ザックが居なくなっちゃって急に意欲が衰えたりなんかして、、、、。

ザックのイタリア語は聞き取りやすかったんだがなあ、、、。

FC東京のフィッカデンティ監督は早口でどうもねぇ、、、。





小学生から英語をやるのはいいと思います。

ただ、日本語もしっかりやりましょうね。

んで、何を喋るかの、中身をしっかり教育して下さいな。

中身が大事ですよね、やっぱり、、、、。


英語だけぺラペラで、中身が無くて、日本の事も全然知らないのだけはほんとに

勘弁してください。


喋る方法だけでなく、何を喋るかのほうもしっかりやってくださいよ、ほんとに。


英語ペラペラになろうという人は、

日本の事をしっかり勉強しておいて欲しいで すね。

英語で喋ってれば、「お前日本人だろう、あれはどういう事だ」、と、

日本の事 を聞かれるんですから、、、。


武士道ってなんですか?

簡単に一言で答えるとすれば、侍の道徳の事ですね。

刀で戦う方法が書いてあると思ってる人がいたので、この前、、、、、。

新渡戸稲造の「武士道」のプロローグだけでも読んどくといいですよ。

立ち読み できちゃいますんで。



誰でしたっけ、英語で落語やってる噺家さんがいますが、その人の英語落語の触

りで、こんなのがありました。

日本人が英語が下手なのはどうしてか。

日本人が学校で最初に習うセンテンスが、

This is a pen.

でぃすいずあぺん ですよ!

みなさん、今まで生きてきて、これを言う必要が有った事がありますか?

ってのがありましたな。アメリカ人にバカウケしてました。



幕末に、イギリス公使館の書記で、アーネスト、サトウという人が居ました。

サトウさん、すごい語学の達人みたいで、びっくりしてしまいます。

日本に来る前は中国のイギリス公使館に居たらしいんですが、日本に公使館を開

くという事で、本国から、お前行けと言われたのだそうです。

想像するに、本国では、中国に居たんだから日本の事も解るだろう、日本も中国

も同じ様なもんだ、くらいの感じだったんでしょうかね、、。


なので、サトウさんは、日本に着任した時は全く日本語が解らなかったのですが、

数年のうちに、候文で手紙を書くほど日本語がぺらぺらになっています。

幕末のデーブスペクターみたいなもんです。


サトウという名字はとても珍しい名字なのだそうで、先祖はどっか東欧のほうな

んだとか。

ただ、サトウという名字が幸いしたのでしょう、日本人には馴染み易かったと思

います。佐藤さんって呼ばれてたんでしょう、きっと。

なので、西郷さんとか色々な幕末の志士達とも親交が深かった様です。

NHK大河の「龍馬伝」では、パックンがサトウ役で出てましたが、

外見、ちょっ と似てますね。


今まで日本史関係の本をたくさん読んで来ましたが、

印象に残っている「シーン」 がいくつか有ります。

なんかわからんけど、読んだものが映画のワンシーンの様に

映像で残ってるんですね、、、。


その中で、英語に関するものというと、

堀達之助さんの、浦賀沖でのシーンが印 象に残っています。


黒船が来た時、日本にはオランダ語の通訳はたくさんいたけれど、

英語の通訳は あまり居なかった。

オランダ語通訳の堀達之助さんが、英語もちびっと出来るというので、

奉行所の役人と一 緒に小舟に乗って黒船に近づいたのです。

そして、下から叫んだ。

「I can speak Dutch!」

歴史上、日本人がアメリカ人に話しかけた最初の言葉がこれなのではないだろう

か。(いや、これは自分が思うだけで、定かではないが)

アメリカはその点は情報を持っていて、ちゃんとオランダ語の通訳を同行させて

いました。


つい、160年前の事です。


それから160年しか経っていないのですね、、、。

160年しか経っていないんじゃあ、

This is a pen.

でもしょーがねえのかにゃ~?

文科省だか何とか委員会だか、誰が決めるか知らないけど、

中身を伴ったイング リッシュスピーカーを作ってくださいませ。


俺もイタリア語講座見んとならんが、カントクが急にスペイン語に変わってもうたからなあ。


えーごの略


 


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